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修学旅行記 3日目

2年生が後期の初めに行く恒例の修学旅行。
今年度は10月3日より4泊5日の日程で実施されました。
生徒有志に旅行記を書いてもらいました。

 橿原市のホテルで朝食を済ませたのち、通勤の人波とともに京都行きの列車に乗った。京都駅が近づくにつれて、暗雲が立ち込める。嵐山に着いてみれば、ああやっぱり。生憎の雨なんて言葉で片付けていいほど優しい雨でもなく、カメラロールに残った渡月橋はみな生気を失っているかのようだ。
 天龍寺を出る頃には、雨は止んだ。でも天龍寺でもらったパンフレットの青空が眩しくて嫉妬少々。唐辛子のお店で舌の痛みと格闘したり、湯葉まんを頬いっぱいにかぶりついたりしているうちに、なんだかんだ上機嫌になってしまった。
 続いて訪れたのは、枯山水で有名な龍安寺。敷き詰められた白砂の模様は、何らかの引力をもってして私の視線を引き続けるような不思議な心地がした。襖絵の龍もまた然り。陳腐な言葉で言い表すとすればかっこいいの一言。今にも3次元空間に飛び出してきそうな気迫のようなものと、広間を守るかのような雄大さが同居していた。

 歴史に対する熱意をそこまで持ち合わせていなかった私でさえ、壮大な建造物の前には圧倒されるばかりであった。また訪ねることができたらいいなと思う。